アクセサリーの金属アレルギーについて
アクセサリーにおけるアレルギーの問題
アクセサリーを身に着けてオシャレしたい!
でも、金属アレルギーで安心してつけられない。こういったお悩みをもっていませんか?
なんと日本人の10人に1人は金属アレルギーと言われています。なので今回は金属アレルギーに関してお話していこうと思います。
金属アレルギーが起こる原因について
金属アレルギーとは金属を身に着け続けることで、ほんの少しだけ溶け出した金属が皮膚から体内に吸収され、それに驚いた体が拒否反応をおこして、赤く腫れたり痒みを生じます。このように、体内に吸収された金属に反応する体質の人と反応しない体質の人の違いが金属アレルギー症状の有無の差です。金属アレルギーは金属の種類で発症します。一口に金属アレルギーといっても、どの金属で起こるかは人によって異なります。その中でもニッケル、亜鉛、クロム、コバルトは特にアレルギーが出やすいと言われています。傾向としては特定の金属で発症しやすい傾向があります。どの金属でどれくらいの症状がでるのかは個人差があります。
アクセサリーを選ぶ際のポイント
まずはどんな金属が使用されているかを確認してみましょう。
・アクセサリーで合金とだけ表記されているものは2種類以上の金属を混ぜて作られていて、アレルギーが発症しやすい金属が含まれている場合が多い
・純度100%のシルバーはアレルギーが発症しにくいが、柔らかくて強度がなく日常的に使用することが困難である。
・シルバー925には銀以外に銅が、K18には金以外に銅と銀が使われている場合が多い。
・使用された金属全てに金属アレルギーの可能性がある。
どうしても不安な場合
金属アレルギーの心配が少ない金属を配合成分としているアクセサリーを選ぶことをおすすめします。プラチナ、K18・24(金)、SV925・999(銀)、チタン等の比較的アレルギーの発症しづらいもの、そして純度の高いものを選びましょう。純度が高いものは金属アレルギーの原因物質である代表格のニッケル、クロム、亜鉛、コバルトが含まれる割合が少なくなるので、結果アレルギーが発症する可能性が低くなります。又、近年ではサージカルステンレスと呼ばれるステンレスの中でも極めてアレルギーが起こりにくい素材で、JIS規格では「316L(SUS316L)」と呼ばれているもので医療用器具に使用されているものもあります。
それでも不安な方は一度専門医に相談し、アレルギーの検査をして原因となる金属は何かを明確にしてその金属の使用を避けることをおすすめします。
最後に
金属アレルギーは突然発症したりする場合もあります。特に汗をたくさんかいたりした時は要注意です。その日の体調によっても発症したりしなかったりする場合もあります。(私の知人女性にそういう方もおられます、、、)異変を感じた時はすぐにアクセサリーを外しましょう。
オシャレは大事ですが、体はもっと大事だと思います。あなたの事を心配してくれる人が周りにたくさんいるはずです。どうしてもアレルギーが酷い場合はオシャレの仕方を変えてみるのもいいとおもいます。